「干しシイタケの作り方は?」
「干しシイタケの正しい戻し方は?」
「美味しい干しシイタケを食べたいときにおすすめの商品は?」

干しシイタケの作り方や正しい戻し方について、このようなお悩みをお持ちの方も少なくないでしょう。

栄養価の高い干しシイタケですが、正しい保存方法や戻し方を意識しなければ、美味しく旨味の深い干しシイタケは食べられません。
干しシイタケに含まれる栄養素や旨味を最大限引き出すためには、いくつかの重要なポイントをおさえながら保存・使用する必要があります。

本記事では、干しシイタケの作り方、干しシイタケの正しい戻し方、そして、美味しい干しシイタケを食べたいときにおすすめの商品について紹介します。

干しシイタケの作り方


干しシイタケをつくるときに意識したいポイントは、以下の4つです。

  • ・石づきを取る
  • ・カットする
  • ・ざるやかごに並べる
  • ・干す

干しシイタケをつくる手順について、4つのポイントにそってくわしく見ていきましょう。

石づきを取る

まず、に干しシイタケの表面を濡れた布巾やキッチンペーパーで拭き取り、表面に付着した汚れや水分を取り除きます。
そして、シイタケの先端部分についている石づきを包丁で切り落とします。

カットする

石づきを切り落としたら、食べたい大きさに合わせてシイタケをカットしましょう。
スライス状に切る場合には厚さ5.0mm~6.0mmを意識してカットします。

ざるやかごに並べる

つぎに、カットしたシイタケをざるやかごに並べます。
このとき、シイタケが重ならないように配置しましょう。
カットせず丸ごとのシイタケを使用する場合、並べるときには傘の部分を下にして配置しましょう。

干す

シイタケを並べたざるやかごを風通しがよく直接日光が当たる場所に置き、シイタケを干します。
全体がしっかりと乾燥し水分が取り除ければ、干しシイタケの完成です。

干す時のポイント

美味しい干しシイタケをつくるためには、シイタケを干すときに次の2つのポイントを意識しましょう。

  • ・干し時間
  • ・原木栽培のシイタケが良い

シイタケを干す際に気をつけるべき2つのポイントについて、くわしく見ていきましょう。

干し時間

干しシイタケをつくる際、必要な干し時間はシイタケの厚さやかたちによって異なります
丸ごと干すときは5日間から1週間ほど、スライス状にカットした場合は2日間から4日間ほど干し時間を設けましょう。

原木栽培のシイタケが良い

シイタケの栽培方法には「菌床栽培」「原木栽培」の2種類があります。
2種類の栽培方法を比較したとき、原木栽培のほうがシイタケ本来の旨味や香りが深くなります。
美味しい干しシイタケを自主栽培する際には、原木栽培で栽培したシイタケの使用が望ましいです。

干しシイタケにするメリット

ここまで、美味しい干しシイタケをつくるために押さえておきたいポイントについて紹介しました。
ここからは、生シイタケにひと手間を加えて干しシイタケを栽培することで得られる3つのメリットについて紹介します。

  • ・うま味が増す
  • ・栄養価がアップ
  • ・保存性がよくなる

干しシイタケをつくる際のメリットは、次の3つです。

メリット①うま味が増す

干ししいたけには旨味成分であるグアニル酸が多く含まれます
グアニル酸はシイタケを干すときに生成される成分で、乾燥や加熱によってシイタケの細胞膜に傷がつくことでさらに深い旨味を生み出します。

メリット②栄養価がアップ

シイタケに含まれるビタミンDは日光に当たることで増加します。
ビタミンDは正常な骨格形成を促進することにくわえ、歯の発育促進といった効果を与えます。
また、ビタミンDは小腸におけるカルシウム・リンの腸管吸収を促進し、血中カルシウム濃度を一定に調整することで神経伝達や筋肉の発達を正常に行うはたらきをもっています。

メリット③保存性がよくなる

生シイタケの状態では日持ちする時間に限りがありますが、干しシイタケの場合保存性がよくなり、長い間保管できます。

こちらの別記事では、干しシイタケの賞味期限や保存方法について詳しく解説しています。賞味期限が切れてしまった時の対処法も紹介しているのでぜひ合わせてご覧ください。

干しシイタケの賞味期限と保存方法について

失敗しない干しシイタケの作り方

ここまで、干しシイタケをつくることによるメリットを紹介してきました。
それでは、失敗せずに美味しい干しシイタケをつくるためにはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。
ここからは、失敗しない干しシイタケの作り方について紹介します。

  • ・シイタケを洗わない
  • ・湿気を防ぐ

失敗しない干しシイタケの作り方において、重要なポイントは次の2つです。

シイタケを洗わない

シイタケを水洗いすると腐りやすくなったり、旨味成分が外に流れ出てしまったりする恐れがあります。
どうしても汚れが気になる場合はさっと水洗いをしたあと、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭き取って使用しましょう。

湿気を防ぐ

干しシイタケを保管する際に大敵になるのが湿気です。
湿気が多い場所に干しシイタケを放置した場合、水分や湿気を栄養にカビが増殖する恐れがあります。

風通しがよく湿気が少ない場所に保管することはもちろん、お菓子やのりの袋に入っている乾燥剤を、シイタケを保管する入れもののなかに入れておくことで、より効果的に湿気を取り除けます。

干しシイタケの正しい戻し方


干しシイタケを水で戻す際には、ぬるま湯や常温の水ではなく、冷水で戻すことが重要なポイントです。

最初に全体をさっと水洗いしたあと、丸ごとシイタケを使用する際には傘を上向きにして、全体がかぶるくらいのたっぷりの冷水に浸します。
そのあと、シイタケを冷水で浸したボウルにラップで落とし蓋をして、冷蔵庫でさらに冷やします。

干しシイタケの作り方はポイントを押さえて

本記事では、美味しい干しシイタケの作り方や干しシイタケを作ることのメリットなどについて紹介してきました。

美味しく旨味のある干しシイタケを作るには、重要なポイントをいくつか意識しながら適切な方法で保管や水戻しを行う必要があります。
正しい保管方法や水戻し方法を理解し、栄養豊かな干しシイタケを楽しみましょう。

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